いきなりですが、皆さん、蕎麦を食べるときはどのように表現しますか？ 蕎麦を「食べる」、「すする」などの表現が思い浮かぶのではないかなと思いますが、東京の下町では、蕎麦を「たぐる」と言うそうです。「たぐる」というのは漢字で書くと、「手繰る」と書きます。「手繰る」は、糸や縄などを、両手を使って少しずつ手元に引き寄せる動きを表す言葉です。 蕎麦は両手を使って食べないのにどうして「手繰る」という表現になったのでしょうか？ この言葉の由来は、江戸時代の大工さんたちの隠語にあると言われています。当時、大工さんたちは蕎麦のことを「下縄(さげなわ)」と呼んでいたそうです。これは、土蔵の壁に使う縄を指し、「縄を手繰る」という動作が、蕎麦をすくって食べる動きに似ていたことから、「蕎麦を手繰る」という言い方が広まったようです。 前置きが長くなりましたが、この「蕎麦をたぐる」という言葉を初めて知ったのは初任者研修のときでした。 講師の先生が高齢者の方の訪問介護のヘルパーとして働き始めたころのお話で、利用者さんが「蕎麦が食べたい」と仰ったので、蕎麦を調理されたそうです。そ

この日は天候に恵まれ、絶好の散策日和でした。神宮外苑のイチョウ並木を見に行きましたが、綺麗にイチョウが色づいており、たくさんの人で溢れていました。並木道に入るとイチョウの葉の間から木漏れ日が差し込み、利用者さんだけではなく、私たちヘルパーも秋を味わうことができました。 イチョウ並木を後にし、国立競技場まで足を運びました。ちょうどこの日はサッカーの天皇杯決勝が行われる日で場内にはたくさんのサポーターの方がいらっしゃいました。競技場の入り口には視覚障害者の方のための座席案内の立て看板があり、調べてみると、車椅子席や知的・発達障害者席も設けられており、様々な人がサッカーを楽しめるように工夫されていることがうかがえました。 翌日は東京ドームシティに行きました。 曇り空でしたが、ドームシティ内はアトラクションを楽しんでいる人などがたくさんいました。 昼食はあいにくどのお店も混雑していたので、ドームシティを出た近くにあるサイゼリアにて取りました。利用者さんはミートソーススパゲッティやハンバーグを召し上がりました。 食後はドームシティに戻り、「ビッグ・オー」と

皆さんにとって一日の中で最も楽しみな時間ってなんでしょうか？ 私は迷わず食事のときが一番楽しみです。人それぞれでしょうが、食べることが好きな方は多いのではないでしょうか？ 私が日々支援している利用者さんも食べることが好きな方がたくさんいらっしゃいます。 食事介助をしながら、利用者さんが笑顔を浮かべていたり、黙々と召し上がったりする様子を見ると、食事は単に生きるために必要なものという位置づけだけではなく、生きることを楽しむ重要なエッセンスであることに気付かされます。 その反面、気をつけなければならない点がたくさんあるのも食事介助をする上で大変なことでもあります。 まず、誤嚥に気をつけることです。誤嚥とは、飲食物や唾液を飲み込んだときに食道ではなく、気管に入ってしまうことです。誤嚥を防ぐために一口の量を少なめにしたり、飲み込みを確認してから次の一口を介助したり、飲み込む力(＝嚥下能力)に応じて料理を刻んで提供したりすることが考えられます。 利用者さん一人ひとり食の好みや一口のサイズ、嚥下能力は異なるので、それらを把握する必要があります。...

この日は府中の森公園に行きました！昼食は生涯学習センター内のミネルヴァにて取りました。ミネルヴァはアンチエイジングレシピやアスリートレシピ等ユニークなメニューがあり、利用者さんたちは回鍋肉やスパイスの効いたトマトジンジャーチキンカレーなどを召し上がりました。ミネルヴァは窓が広く日差しが差し込んで快晴だったので、外の景色を見ながら食事を楽しむことができました。 食後は公園内を散策しました。徐々に紅葉が色付いており、落ち葉の上を歩いたりして秋を感じることができました。親子連れも多く、広々とした公園内で皆さん楽しまれている様子でした。 府中の森公園には府中市美術館が隣接してあり、愛の手帳をお持ちの方とその付き添いの方は無料で観覧することができます。今回は公園の散策がメインだったので、観覧はできませんでしたが、9/20(土)から12/7(日)まで猫の絵画の企画展を開催しているそうです。 美術館の他にも府中の森芸術劇場やテニスコート、野球場など、文化・芸術・スポーツを楽しむ秋にはぴったりの場所なので、皆さんもぜひ足を運んでみてください！

ピーカンに入職してから私は初めて入浴介助というものを経験しました。 主な内容としては利用者さんの身体や髪を洗ったり、利用者さんを抱えて浴槽に浸かっていただいたりしています。 入浴介助で私が神経を集中させていることは安全に気をつけることです。具体的には、利用者さんもヘルパーも転倒しないようにすることです。 安全に入浴介助を行うために、利用者さんの抱え方や入浴手順については引き継ぎの際に教えてもらいましたが、そのようなテクニックの他にも、何度か回数を重ねていくうちに気づいたことがあります。 それは 「イメージすること」 です。具体的には、こういう動きで浴槽からバスチェアに移乗しよう、この位置にバスチェアがあると移乗しにくいから向きを変えようなどこれから自分がどう動けばよいかを考えることです。 そうすることで以前に比べると、無理なく安全に入浴介助ができるようになったように感じます。 身体や髪を洗う際には声かけをすることを大事にしています。 先ほどイメージの話をしたのでぜひみなさん想像してみてほしいのですが、何も言われずに頭にシャワーをかけられるのと一言

この日はなかのエコフェアという中野区役所で開催されたエコに関するイベントに利用者さんたちと一緒に参加しました。道中新井薬師公園に寄り、紅葉を楽しみました。背の高いイチョウの木が黄色く色づいていて、広い場所で静かな場所でした。 公園を後にし、新井山梅照院や商店街を通りましたが、昔ながらのお店などが立ち並んでおり、落ち着いた雰囲気でした。 区役所に着くと、人で賑わっており、出店の焼きそばやお好み焼きを利用者さんは召し上がりました。普段の外出での食事は室内で取ることが多いので、屋外で食べる焼きそばやお好み焼きは新鮮だったのではないでしょうか？ 食後は燃料電池バスの無料試乗体験に参加しました。車内は車椅子2台分がゆとりをもって乗り込めるくらいの広々とした印象を受けました。窓が大きく作られていて、外の景色を利用者さんもヘルパーも楽しむことができました。 体験後はスタンプラリーに参加しました。エコに関するクイズに答えて、6つスタンプを集めました。区役所の中や外のいろいろな場所にスタンプのスペースがあり、楽しみながら散策をすることができました。...

このブログでは、土日の集団での外出を主に記事に上げていますが、私たちヘルパーは平日にも利用者さんと2人でお出掛けをすることもあります。 私がヘルパーになりたてのときは、引き継ぎのためにもう一人のヘルパーと3人で外出していました。人通りが多い所や整備されていない道を避けることや歩くときの注意点等を教えてもらいながら支援を行いましたが、初めて利用者さんと二人っきりの移動支援のときはとても緊張しました。事前にこういうルートで、この時間でこの場所を出る等のある程度のプランは決めて臨みましたが、それでも「大丈夫かな」という不安がありました。 今でもそういった緊張感は少しはあるものの、移動支援を楽しめている自分もいます。なぜだろう？と考えたときに、利用者さんに関する情報が蓄積してきたことがあると思います。日々の支援を通して、この利用者さんは歌うことが好き、静かな所が好き等様々な好みを知ることでその利用者さんの全体像ができてきました。全体像ができると見通しがもてるようになると思います。そうすると、「この場所はこの前行ったことがあるから、今度は違う方面に行ってみ

この日は川口のララガーデン川口とSKIPシティに行きました！ ララガーデン川口のフードコートにて昼食を取りました。 利用者さんたちはちゃんぽんや天津飯、酢豚などを美味しそうに召し上がっています。 ここのフードコートはすぐ近くにトイレがあり、身体障害者用のトイレだけではなく、おむつ交換室やこどもトイレなどもあり、様々な人が過ごしやすいように配慮されています。 昼食後にはSKIPシティに移動しました。SKIPシティには彩の国くらしプラザ、川口市立科学館、映像ミュージアム、公開ライブラリーの4つの施設があります。私たちは映像の歴史や仕組みを学んだり、映画作り体験ができる映像ミュージアムへ行きました。この映像ミュージアムは入館料が個人の場合で大人520円、小中学生260円ですが、障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方は無料で入館することができます。 この日は「光のラビリンス」という企画展に行きました。この企画展は光やデジタル技術を使ったアート作品の中に入って体を動かしたりするもので、利用者さんもヘルパーも楽しんでいました。 翌日はイオン東久留米と六仙公

秋から冬へ日に日に寒さも増してきました。 樹々や人々の衣替えのシーズンです。 寒い冬を乗り越えれば、やがて明るく暖かい春が訪れます。 桜の花を楽しみ春の訪れを待ちましょう。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by尾寺

この日は晴海トリトン、木場公園へ行きました！ あいにくの天気でしたが、現地に着くと、幸い雨に降られずに過ごすことができました。 晴海トリトンでは昼食を取りましたが、開店時間11時頃に到着したので、比較的人が少なく落ち着いた雰囲気でした☻ 利用者さんたちはラーメンやカツカレーなどを召し上がっていました！ 昼食後は木場公園へ移動しました。公園では、「木と暮しのふれあい展」というイベントが開催されていて丸太切り体験や木工教室、出店もあり人でにぎわっていました。 木場公園は11月にはスタンプラリーが開催されるなどいろいろなイベントがあるのでチェックしてみてはいかかでしょうか？

秋雨で寒さも日に日に増していきます。 そんな雨日にでもみんなは外出を楽しみました！！ 新宿は雨に濡れず、暖かい場所で美味しい食事が出来る！なんて理想的な場所でしょう！ 昼食は住友ビル内にあるディッシャーズというお店でみんなでハンバーグと炊き込みご飯という秋の味覚の味覚を味わいました！ 秋の味覚を堪能した後は、みんなでビル内の一階へ。 美しいピアノ演奏が流れる中、偶然の出会いが？！ 他の外出組とばったり遭遇、これにはみんな大喜びでした＾＾ 住友ビルを後にし、みんなで都庁へ向かいました。 雲が多く相変わらずの雨天でしたが、みんな外出を楽しめた様子でした！

この日は雨が心配されたので、駅から直結のエミテラス所沢へ行きました！ エミテラス所沢は雨に濡れずにショッピング等を楽しめるということ以外にも、個人的にはフードコートの広さや種類の豊富さが魅力だと感じています。 公式サイトによると、靴を脱いで寛げる「こあがり席」や予約制のパーティールームなどがあるそうです！ちょうど利用者さんと行った日にも、パーティールームから楽しそうな声が聞こえていました☺ フードコートでは、利用者さんはオニオンソースのかかったハンバーグランチを召し上がりました。食べやすいようにヘルパーが切り分け、利用者さんも美味しそうに召し上がっていました。 食後は曇り空でしたが、エミテラスを出て周辺を散策しました。少し歩いたところに「北の台公園」というところがあり、日曜日でしたが、人が少なく静かな場所でした。身体障害者用のトイレも完備されており、ここでひと休みするのもよいかもしれません☺ 公園を後にし、所沢駅の方に戻ってくると、東口のロータリーに『となりのトトロ』のモニュメントがありました！『となりのトトロ』の舞台は所沢市を参考に作られ、この

暑さも去り涼しさが訪れている三連休、ヘルパーはみんなと楽しくあちこに出かけました。 一日目、雨天という事もあり光が丘へ。 IMAやリヴィンの中をのんびりお散歩。二人の満足そうな表情を見ると楽しめたようです。 二日目、二人介助の利用者さんとお台場へ。 天候が不安定で雨も予想されていたのですが、幸いにも雨に降られず外での散歩も出来ました。 気持ちの良い空気の中散歩してとても満足そうでした！ 三日目、二人で本川越まで行ってきました。 天気が良く、歩いても暑くもなく楽しく散歩出来ました。 小江戸と呼ばれる本川越はさつまいもが有名で、さつまいもにちなんだお菓子やスィーツが沢山あります！ 皆さんもお立ち寄りの際は是非食べ歩きを経験してみてはどうでしょう＾＾

この日は利用者さんたちと六本木にある東京ミッドタウンへ行きました。 小雨が降っていましたが、ミッドタウンは都営大江戸線の六本木駅から直結になっているので、ヘルパーも利用者さんたちも濡れずに行くことができます👍 ミッドタウンに着いて昼食を取った後は雨が止んでいたので、外に出て散策をしました！ 外には庭園があり、写真のように噴水があったり、橋が架かってあったりして都会のオアシスのようになっていました。あいにくの曇り空でしたが、利用者さんたちもヘルパーも自然の中で楽しめた様子でした！ ミッドタウン内には他にも緑の場所がたくさんあるので、ショッピングだけではなく、自然に触れ合うために行ってみるのもおすすめです！

江東区は深川の散歩に行ってきました。 深川江戸資料館にみんなで行き楽しんできました！ 当時の江戸を思わせる建物や街並みが広がっていました。 所々には小道具があったり、お寿司のレプリカを手に取ってみんなとても喜んでいました！ 串に刺さった天ぷらのお店もあったり、店主とお客さんになりきって楽しんいました＾＾ 「へいらっしゃい！！一本どうですかお客さん？」 「この美味しそうなエビを一本もらおうかな！」 「毎度あり！！」 深川江戸資料館は木場公園の近くにあるため、木場公園に移動しのんびり散歩しました。 緩やかに楽しい時間を過ごし皆疲れた様子もなく満足していました。