初めての食事介助
- ピーカン

- 11月26日
- 読了時間: 2分
更新日:6 日前
皆さんにとって一日の中で最も楽しみな時間ってなんでしょうか?
私は迷わず食事のときが一番楽しみです。人それぞれでしょうが、食べることが好きな方は多いのではないでしょうか?
私が日々支援している利用者さんも食べることが好きな方がたくさんいらっしゃいます。
食事介助をしながら、利用者さんが笑顔を浮かべていたり、黙々と召し上がったりする様子を見ると、食事は単に生きるために必要なものという位置づけだけではなく、生きることを楽しむ重要なエッセンスであることに気付かされます。

その反面、気をつけなければならない点がたくさんあるのも食事介助をする上で大変なことでもあります。
まず、誤嚥に気をつけることです。誤嚥とは、飲食物や唾液を飲み込んだときに食道ではなく、気管に入ってしまうことです。誤嚥を防ぐために一口の量を少なめにしたり、飲み込みを確認してから次の一口を介助したり、飲み込む力(=嚥下能力)に応じて料理を刻んで提供したりすることが考えられます。
利用者さん一人ひとり食の好みや一口のサイズ、嚥下能力は異なるので、それらを把握する必要があります。
しかしながら、これらの気をつけることを把握できればうまくいくかというと、そうとは言い切れないところが食事介助の難しさでもあります。
難しさの一例を挙げると、タイミングです。
例えば、自分が食事介助をされる立場に立ってみてください。
定食を食べるときにお肉が食べたいのにご飯を食べさせられたら、「今はお肉が食べたいんだけどな」と思ってしまうのではないかと考えます。
利用者さんの中にはこのタイミングが重要な方もいらっしゃいます。視線や声掛けへの反応から「今どれが食べたいのだろう?」と考えることが必要です。

気をつけることや大変なことはありますが、利用者さんに食べることを楽しんでもらえるといいなという気持ちで食事介助を行っています。



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